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「大念仏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大念仏の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
散らすのも雨。 隅田川《すみだがわ》木母寺《もくぼじ》梅若塚《うめわかづか》の大念仏は十五日で、この日はきまって雨が降る。いわゆる梅若の涙雨だが、それが三日も....
法然行伝」より 著者:中里介山
ものの供養をするといって俊乗房が興福寺、東大寺をはじめ、貴賤道俗をすすめて七日の大念仏を修した時、その頃までは人がまだ念仏のことを知らなかったから、俊乗房がこの....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
てゆく自動車の中でいい気になっていたが、運転手氏にいわせると、海抜八百メートル、大念仏だの小念仏などといって、バスも恐れる難所があるとのこと。思わず道をのぞくと....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
斎念仏の如きは、名は念仏と云っても、その実全く一種の遊芸になっている。また壬生の大念仏と称する無言狂言が、今以て念仏狂言と云っているところに、これもその起原が窺....