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「大指〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大指の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
やり切れない。 ◯ふしぎに暖く、十一度なり。 ◯后七時の放送に、マ司令部発の二重大指令を報ず。官公職就任禁止及び排除解散令なり。 総選挙を前にして本令の施行は....
道標」より 著者:宮本百合子
。ことしは、どの組合のプラカートも、四つに一つは自分の職場での五ヵ年計画生産の増大指数を書き出しているのも特徴だった。ひとかたまりの若い婦人労働者たちがおそろい....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
本のようなものなのである。 こうやって日本で最初に宣揚されたものは、教育統制の大指針であった。処が前に云った通り、統制は常に一国主義的な支配様式に照応するもの....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
ど! おぶりがど! おぶりがど! 節くれ立った指に、幾つも並べて嵌めた十八金の大指輪――これは伊達ばかりじゃない。めりと唾をして靴でこすりながら――。 えっ!....
弓道中祖伝」より 著者:国枝史郎
すなわち恩地雉四郎の、その冑の前立であった。弦ヲ控クニ二法アリ、無名指ト中指ニテ大指ヲ圧シ、指頭ヲ弦ノ直堅に当ツ! 之ヲ中国ノ射法ト謂フ! 正次の射法はこれであ....
南国太平記」より 著者:直木三十五
ら着せた。お由羅は、壇上へ上って、蹲踞《そんきょ》座と呼ばれている坐り方――左の大指《おやゆび》を、右足の大指の上へ重ねる坐り方をして、炉の中へ、乳木と、段木と....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ば、作者について考えたって、白井鉄造という人は、日本に何人も居ない大作者であり、大指導家ですよ。彼が完成した宝塚調というものは、ともかく日本には珍しい独創的な作....
妖怪学」より 著者:井上円了
引きてくせのごとくなりたるには、男ならば、右の方の小指より薬指、中指、人差し指、大指と順にとり、その後、左の方も同じ次第に取るべし。女は、左の方の小指をはじめに....
こども風土記」より 著者:柳田国男
とも/\つばな抜こ/\と言ひつつ、茅花抜くまねびをしてはてに鬼に向ひ、人さし指と大指とにて輪をつくり、その内より覗き見て、是なにと問へばほうしの玉といふと、皆逃....