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「大損〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大損の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私の父と母」より 著者:有島武郎
貧弱で、私なども聴くことは好きであるが、それに十分の理解を持ちえないのは、一生の大損失だと思っている。....
デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
ち去られたのであります。いかにして国運を恢復《かいふく》せんか、いかにして敗戦の大損害を償《つぐな》わんか、これこの時にあたりデンマークの愛国者がその脳漿《のう....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
果、攻撃を著しく困難にします。 こうなると攻撃する方も在来のような線の敵兵では大損害を受けますから、十分縦深に疎開し、やはり面の戦力を発揮することにつとめます....
鍵から抜け出した女」より 著者:海野十三
た代償に、この病院を出すというが、それは嘘ッ八だということがよく読めた。それでは大損だった。それにもう一つ鍵を渡したくない理由があった。それは――それはちょっと....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
あり、そしてやられて元も子もなくしたものが軒並だ。個人工場の損失ではない、国家の大損失であり、猫の手さえ借りたい刻下の沖縄大決戦の折柄、戦力をそぐこと甚しい。 ....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
ても遅《おそ》くはないだろう。もし紙幣《さつ》が百万円も入っていてみな、わしらの大損だよ」 「ははは、慾が深いよ、工長《こうちょう》さんは……」 その鞄が簡単....
怪星ガン」より 著者:海野十三
にギンネコ号をおこらせ、現場から遠くへ離脱するこうじつを相手にあたえてはこっちの大損であるから、電波でギンネコ号をさぐることはなるべく目だたないようにしていた。....
火星探険」より 著者:海野十三
すか」 「多分、戻れないだろう。帰還用の燃料は殆んどなくなったし、艇もこのとおり大損傷を蒙っているしね、それにまだいろいろ心配していることがあるんだ。おお、そう....
共軛回転弾」より 著者:海野十三
れにしても、ルスとベラントという燻製料理の名人を二人も同時に喪ったことは、世界の大損失じゃ。そうそう、まだどこかにバイソンの燻製がまだ少し残っていたっけ」 金....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
十名の生命は終焉だ。そればかりではない。折角の計画が挫折することは人類にとって一大損失だ。迫り来る地球人類の危機を如何にして防衛すべきかという問題の答案が、又も....
火星兵団」より 著者:海野十三
さい。しかしそのために『火星兵団』を用心することが、おろそかになるわけじゃから、大損ですぞ。天下はひろいが、今『火星兵団』の秘密を解く力のあるものは、はばかりな....
」より 著者:海野十三
」 「ねえ旦那。儂は今度は、なんだか自暴に気持が悪くて仕方がない。なんだかこう、大損をしたような、そしてまた何か悪いことがこの櫓に降って来るような気がして、実に....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ょう」 「うん、早くゆけ。ぐずぐずしていると、大事なわが飛行島の機関部に、どんな大損傷が起るかもしれん。海軍士官はたくさんあるが、飛行島はかけがえがないのだから....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
の高きにかかわらず、政府より売出すにはやはり法定の価格に由るの外なくしてみすみす大損を招かざるを得ざるより、その処置につき勘考中、カションこれを聞き込み、その銭....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
南下したが、ダウンはトルゴウに陣地を占めたので大王は遂に決心してこれを力攻した。大損害を受け辛うじて敵を撃退し得たがダウンは依然ドレスデンを固守して冬営に移った....