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「大日経〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大日経の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
には胎蔵界曼陀羅の外金剛部院の一尊であり、勝軍地蔵はただこれ地蔵の一変身である。大日経巻第二に荼枳尼は見えており、儀軌真言なども伝来の古いものである。もし密教の....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
正宗としなければならぬ。 なぜなれば、法華経は了義経であって、その他の華厳経、大日経、観経を初め、已、今、当の一切の経は不了義経である。しかるに涅槃経によれば....
夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
と号する工藤みな子の建設に係わるものであって、あまねく高識な尼僧のみを集め、瑜伽大日経秘密一乗の法廓として、ひろく他宗に教論談義を挑みかけていた。所が最近になっ....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
来迎寺所蔵のもの略これと同じく、また貝葉でなく紙本梵文にも逸品がある。三井園城寺大日経真言梵本一冊、河内金剛寺普賢行願讃一冊、高野山無量寿院大涅槃経一軸がある。....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
的を達するためにはどんな方法をも執るべしというお説には同意することが出来ません。大日経には方便すなわち究竟なりというて誠実なる方法を実行するのがすなわち究竟の目....
法然行伝」より 著者:中里介山
し難く法然はいった。 「どうしてあれは華厳宗によって作ったものでございましょう。大日経《だいにちきょう》の住心品《じゅうしんぼん》の心を以て作られたものと思いま....