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大本教
「大本教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大本教の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文章」より 著者:芥川竜之介
ょうも、――きょうは生憎《あいにく》あの時のように誰もその才能を発揮しない。が、
大本教《おおもときょう》の神主《かんぬし》が一人、彼自身の子供らしい白《しら》っ....
「HUMAN LOST」より 著者:太宰治
た知っている? 教授とは、どれほど勉強、研究しているものか。学者のガウンをはげ。
大本教主の頭髪剃り落した姿よりも、さらに一層、みるみる矮小化《わいしょうか》せむ....
「虚構の春」より 著者:太宰治
かふ》のようなことを言いなさんな。僕は、君が僕に献身的に奉仕しなければもう船橋の
大本教に行かぬつもりだ。僕たち、二三の友人、つね日頃、どんなに君につくして居るか....
「浮浪漫語」より 著者:辻潤
ない」心持からでも、そういう運動に酔うことの出来る人は羨望に価すると思う。更に「
大本教」なぞに酔うことが出来たら、益々幸福だろうと思う。 「酔生夢死」は屡々軽....
「ふもれすく」より 著者:辻潤
殺で、資本家が搾取で、プロレタリヤが正直で、唯物史観がマルクスで、進化論が猿で、
大本教がお筆先で、正にあるべきはずなのが大地震だったりしては、一切は鮒が源五郎で....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
宗教でないという意味で、例えば天理教は明治時代に政府に献金して公認して貰ったが、
大本教(皇道大本)の方は類似宗教だということになる。そして所謂新興宗教はこの大本....
「田園雑感」より 著者:寺田寅彦
。 ただこのごろの新聞紙上をにぎわすようないろいろの不祥な社会的現象は、それが
大本教事件でも宝塚事件でも、すべてが直接これらの事件とはなんの関係もない南海の村....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
, Die Philosophie des Fortschritts を見よ)。
大本教は電気現象や光の現象に対して特有な組織的説明を与えている(某月『学士会月報....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
団体の巨頭数十名が「信統会」を結成し、愛国団体の統一を期することとした。 一方
大本教の出口王仁三郎氏は三四年七月「昭和神聖会」を結成し、自分が統監となり内田良....
「日本文化私観」より 著者:坂口安吾
という所へ行った。昔の亀山のことで、明智光秀の居城のあった所である。その城跡に、
大本教の豪壮な本部があったのだ。不敬罪に問われ、ダイナマイトで爆破された直後であ....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
手はなんでもいゝから中毒すればよいという麻薬遍歴を起すと同じように、宗教の場合も
大本教から人の道へジコー様へお光り様へというように宗教遍歴を起す。すべて同一系列....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
るがハッキリとそれがオレの国の誰それ様だとも言いかねるものが多いのです。ところが
大本教だの何だのと色々の新宗教がみんな天ツ神の本家の化身はオレだと言いたてたがる....
「髪」より 著者:織田作之助
このような私を人は何と思っていたろうか。ある者は私をデカダンだと言い、ある者は
大本教を信じているらしいと言った。しかし私は何ものをも信じていなかった。ただ一つ....
「終戦前後」より 著者:織田作之助
が、稀代の予言狂乃至予言魔といえば、そうざらにいるわけではない。まず日本でいえば
大本教の出口王仁三郎などは、少数の予言狂、予言魔のうちの一人であろう。 まこと....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
菊子は新聞記者の言うのが面白いものだから、なお続けて聞いていた。 「まア新しい
大本教ですな。彼は加持祈祷の力で万有を動かすことを自信しているそうです。彼が祈る....