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「大歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
「奥、お前こそ元気をお出し」 などと夫婦で慰め合うようになった。 「江戸から大歌舞伎が来たそうだ。どうだなお前|観に行っては」 「はい、有難う存じます。それ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
丸山勇仙が早くもその大きな辻ビラの前に立ちました。見れば真中に大きく、 「江戸大歌舞伎 市川|海土蔵《えどぞう》」 と認《したた》めてある。海土《えど》の土....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
せていただきやしたが、正直感心いたしやした。どうして本格でげすよ、これなら三都の大歌舞伎へ出したって、ちっとも恥かしいことはねえ。失礼ながら皆さんが、これほどに....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
モンセーニュールは昨晩もささやかな晩餐に出かけたのであった。その席では喜劇と大歌劇とが極めて楽しく演ぜられた。モンセーニュールは大概の晩はささやかな晩餐に出....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
いて何と考えていたか、私はそれらについて何も知らないのであるが、とにかくに粂八が大歌舞伎に出勤するらしいという噂がしばしば繰返されたのは事実であった。しかもそれ....
源之助の一生」より 著者:岡本綺堂
した。彼は大阪へ走るべく余儀なくされたのである。その当時の俳優組合規約によれば、大歌舞伎の俳優は小芝居へ出勤することを許されないにもかかわらず、彼は神田の三崎座....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
けでよほどな看功者でなければドッチが上手か下手か解らなかった。あアいう型に陥った大歌舞伎では型の心得のない素人役者では見得を切って大向うをウナらせる事は出来ない....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
年奥州軍記」と芸妓の手踊を演ず。 ○久松町の喜昇座は、改築と共に久松座と改称して大歌舞伎となり、八月六、七、八の三日間にわたりて開場式を挙行す。 ○久松座の舞台....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
り分類も、『古今集』が春・夏・秋・冬・賀・離別・羇旅・物名・恋・哀傷・雑・雑体・大歌所御歌としてから、大体この方針が承け継がれた。物名や大歌所御歌などは後ではな....
山の人生」より 著者:柳田国男
をさせて山人と見ようという点に、新たな興味を生じたものですが、『古今集』にはまた大歌所の執り物の歌としてあって、山人の手に持つ榊の枝に、何か信仰上の意味がありそ....