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「大破〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大破の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
んだ」 「方向性だって」 「そうだ。方向性があればこそ、D十五号だけがあのような大破壊を受け附近にいた水上艦艇も水中にいた潜水艦も共に惨害から免れたのだと思う。....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
を見せたのでありますが、とうとうそこまで行かないでウヤムヤになったのです。今度の大破局に当ってヨーロッパの連合体を作るということが、再びヨーロッパ人の真剣な気持....
新日本の進路」より 著者:石原莞爾
つて順調に進んでいる富裕なる先進國の支配力を破壞して世界制覇を志したのが、今次の大破局をもたらしたのである。 この間すべてを唯物的に取運ばんとするソ連は、今日....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
右は去る五月十日午後四時頃、北米合衆国メーヤアイランド軍港附近に於て、爆雷を受け大破損の後、行方不明となりたる乗組艦と、運命を共にしたるものと信ぜらる。よりて茲....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
来楽天家かしらんが、この戦争は日本の勝だと信じている。ヨーロッパはもうすぐ食糧で大破綻を生ずると思う。アメリカも食糧でたいへんらしい。食糧で反枢軸国はまず敗北相....
春昼」より 著者:泉鏡花
のぼりの路も、草が分れて、一筋明らさまになったから、もう蛇も出まい、)その時分は大破して、丁ど繕いにかかろうという折から、馬はこの段の下に、一軒、寺というほどで....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
史の頁を繙いて見ても二十五年間には非常なる大事件が何度も繰返されている。如何なる大破壊も如何なる大建設も二十五年間には優に楽々と仕遂げ得られる。一国一都市の勃興....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
きりゅうまる》という二百トンばかりの船があって、これは大島の海岸にうちあげられ、大破《たいは》した。また乗組員の半数が死傷した。 この奇竜丸の救援に赴《おもむ....
海底都市」より 著者:海野十三
覆滅《ふくめつ》しようとしているのにちがいない。覆滅だ。分るかね、この海底都市を大破壊し、われわれを死滅させようと考えているんだと思う」 「ふうん、それがほんと....
火星探険」より 著者:海野十三
命について万全の努力を払おうとする次第であります。ただ心にかかることは、宇宙艇の大破損と、燃料の大部分を失ったことでありますが、只今もその善後策について、最善の....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
は、さしもの難関を突破して、ふしぎに白昼の地上に着いた。しかし艇は着陸にあたって大破炎上した。 山岸電信員が、あらかじめ連絡をしてあったために、彗星二号艇の不....
太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
たようです。こんどぶっ放されたが最後、潜水艦はどっちみち沈没するか、さもなくても大破は免れないでしょう。乗組員の胆のあたりに、何か氷のように冷いものが触れたよう....
空襲警報」より 著者:海野十三
、下士官兵六名、負傷は将校二名、下士官兵二十二名、飛行機の損害は、戦闘機一機墜落大破、なお偵察機一機は行方不明であります。破壊されたものは高射砲一門、聴音機一台....
神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
「ごく内々の事でがすがなす、明神様のお姿というのはなす。」 時に、勿体ないが、大破落壁した、この御堂の壇に、観音の緑髪、朱唇、白衣、白木彫の、み姿の、片扉金具....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
共にしばしば公使館に詰掛けて本国政府の断乎たる決心を迫った事もあり、予てからこの大破裂の生ずべきを待設けて晴れの舞台の一役者たるを希望していたから、この国交断絶....