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「大筋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大筋の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
集」第一号として出版されているが、それらは余り細かい事に渉っているから、今はその大筋だけを話して置くのである。 九六 梅博士は真の弁慶 民法起草委員の一人....
若い婦人のための書棚」より 著者:宮本百合子
情(もとより日本をこめて)を示している点で有益だと思う。 こういう人類の歴史の大筋を一方に眺めつつ、それと関係をもって古典から現代までの文学作品を見渡すことは....
丹下左膳」より 著者:林不忘
ちの旅を思いたってこれからただちに出発するところ――とでもいいたい身ごしらえだ。大筋の小袖に繻子《しゅす》のめうちの打割袴《ぶっさきばかま》、白布を縒《よ》った....
丹下左膳」より 著者:林不忘
連発……青いき吐息。 この日光|祖廟《そびょう》おなおしの件は、やがて本講談の大筋《おおすじ》の一つとなります。 しかるに。 その柳生藩に、百歳あまりの一....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
分は決して快癒はしない病をもって生きているのが重荷なのだ、ということで。こんなに大筋をかいても一寸おわかりになりにくいでしょうし、又いい気持もなさらないでしょう....
次郎物語」より 著者:下村湖人
談してきめることなんだから、こまかなことは、その折にきめることにして、動かせない大筋だけを考えておいてもらいたいね。かんじんなのは、ここの生活の空気をこわさない....
千里眼その他」より 著者:中谷宇吉郎
なり、また物理学なども全くちがった面貌をとるようになるであろう。従来の科学がその大筋において間違っていなかったならば、透視や念写などということは出来ないと見るの....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ごし得たのは誠に近頃にない幸福の日であった。 この静かな時間を利用して東洋史の大筋を一度復習して見たい気になり、中学校の教科書程度のものを読んでいる中に突如、....