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大経師
「大経師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大経師の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「藤十郎の恋」より 著者:菊池寛
いていきまっていたものを、底から覆すような門左衛門様の趣向じゃ。それに京で名高い
大経師《だいきょうじ》のいきさつを、そのまま取入れた趣向じゃもの、この狂言が当ら....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
に浄瑠璃にありました。ああ、これにあります。……若様、これは大日本|浪華の町人、
大経師以春の年若き女房、名だたる美女のおさん。手代茂右衛門と不義|顕れ、すなわち....
「平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
は四間、頭から尻尾までの長さが六間半。鼻の長さだけでも九尺余りある。 平河町の
大経師《だいきょうじ》、張抜拵物《はりぬきこしらえもの》の名人、美濃清《みのせい....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
岡宗雲君は、京都|高辻富小路の仏師の悴で、今は郷里に帰っており、次に奈良多門町の
大経師の悴で、鏑木寅三郎君は紫雲と号す。これは昨年卒業し、現在府下滝の川の自宅に....
「藤十郎の恋」より 著者:菊池寛
しての色事であった。打ち沈んだ陰気な、懸命な命を捨ててする濡事であった。芸題は『
大経師昔暦』と云って、京の人々の、記憶にはまだ新しい室町通の
大経師の女房おさんが....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
神町に屋敷を有して三十石の知行を貰い、毎年暦献上の御用をつとめていた。その顛末は
大経師降谷内匠の書上にみえている(『京都お役所向大概覚書』所収)。その暦本を降谷....