大羽[語句情報] »
大羽
「大羽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大羽の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
関大尉の発した例の悲壮なる尻切無電が入ると、加賀大佐は直ちに旗艦須磨の艦隊司令官
大羽中将のもとへ知らせたのであった。 艦隊司令官からは、「すこし考えることがあ....
「後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
この室の異様な装飾を眺めていた。今入った板戸の上の長押には、土蜘蛛に扮した梅幸の
大羽子板が掲っていて、振り上げた押絵の右手からは、十本程の銀色の蜘蛛糸が斜に扇形....
「一条の縄」より 著者:宮本百合子
目を大きくしてながめると、一杯にこみあげて来る満足を押え切れない様に、若い雄鴨は
大羽ばたきをして、笛の様に喉をならした。 「まあ、其那声を出して……。どうした....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
横丁も、人間の波、波、波である。 茶屋女たちに、おだてられ、男の意地みたいに、
大羽子板だの、初春の櫛だの、やれ下駄だの、扱帯だのとねだられたあげく、小料理屋で....