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「大舎人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大舎人の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
いつけて、古い箱につけてある革の紐を解かせた。人馬の公用を保証するために、京都の大舎人寮、江戸の道中奉行所をはじめ、その他全国諸藩から送ってよこしてある大小種々....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
夜床にも愛しけ妹ぞ昼もかなしけ 〔巻二十・四三六九〕 防人 常陸那賀郡、上丁|大舎人部千文の作である。「夜床」をユドコと訛ったから、「百合」のユに連続せしめて....
雪の宿り」より 著者:神西清
。 その日の焼亡はまことに前代未聞の沙汰で、下は二条より上は御霊の辻まで、西は大舎人より東は室町小路を界におおよそ百町あまり、公家武家の邸をはじめ合せて三万余....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
此が、日奉部(又、日祀部)なる聖職の団体で、その舎人出身なるが故に、詳しくは日奉大舎人部とも言うた様である。此|部曲の事については、既に前年、柳田先生が注意して....
私本太平記」より 著者:吉川英治
省側の一堂に止めおかれ、昇殿の口では、はや、宮おひとりの姿だった。 お沓取には大舎人の信連がひかえ、廊の立礼には、葉室ノ前大納言|長隆、頭ノ中将宗兼、右中弁正....