大英博物館[語句情報] »
大英博物館
「大英博物館〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大英博物館の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
じた。この事については熊楠いまだ公けにせぬ年来の大議論があって、かつて福本日南に
大英博物館《ブリチシュ・ミュジユム》で諸標品について長々しく説教し、日南感嘆して....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
人が作った貴石のモザイク品に、背深緑、腹真紅、怒眼、鋭牙、すこぶる竜に似たものが
大英博物館にあったので、予これは歌川派画工が描いた竜を擬《まね》たのだろと言うと....
「道標」より 著者:宮本百合子
地図では一八五〇年代のある陰気な雨の日に、一つの情景が描き出されていた。それは、
大英博物館から遠くないとある街の歩道の上の光景だった。歩道へは、一軒の家の家主か....
「探偵小説の真使命」より 著者:夢野久作
芸から大衆の興味を奪い去った時に終ってしまっている。そのトリック、謎々の真価値は
大英博物館にでも納めなければ光らなくなってしまっている。 だから云う。馬来半島....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
なわち女陰が避雷柱《かみなりよけ》のような役目を務むるのじゃと。かの国人で、只今
大英博物館人類学部長たるリード男の直話だった。わが邦で、拇指を食指と中指の間に挟....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
十年ほど前、予帰朝の直前|仰鼻猴《ぎょうびざる》という物の標品がただ一つ支那から
大英博物館に届きしを見て、すなわちその『爾雅《じが》』にいわゆる※たるを考証し、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
えんじんろん》』はジュール・ゲイの大著『恋愛婦女婚姻書籍目録』巻三に出るが、余が
大英博物館で読んだアンションの『閹人顕正論』は一七一八年ロンドン刊行で、よほど稀....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
この貧乏至極な履工は、上帝の眼に、アントニウスと何の甲乙なかったと。以上は予往年
大英博物館で読んだ一七一三年ロンドン板ホイストンの『三位一体と化身に関する古文集....
「ロンドン一九二九年」より 著者:宮本百合子
聞までその写真をのせるパレスタインの「欺きの壁」とは一体何だろう? 何故英国は、
大英博物館わきに本部をもつジオニストのために軍隊を動かし、ジオニストに武器を与え....
「カール・マルクスとその夫人」より 著者:宮本百合子
ンの事情をお知りにならなければなりません」と。 カールは朝九時から夕方七時まで
大英博物館の図書館で仕事をした。エンゲルスの援助と、ニューヨーク・トリビューン紙....
「写真に添えて」より 著者:宮本百合子
ある小物を売っているので、懐しがっておりました。私に、折角ロンドンにいるのだから
大英博物館だけは毎日でも行って見て置けと頻りにすすめました。特にギリシア室を見ろ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
はいいわ、そういう勉強のときは。只、ものは書けません。特別室があればいいのねえ、
大英博物館の図書館のように。そうしたら、本当にどんなに有効につかえるでしょう。で....
「巨像を彫るもの」より 著者:中井正一
を払うようなこころもちが、どうしても欠くことのできない条件となっていたのである。
大英博物館の図書館、ローマのヴァチカンの図書館はその宮殿の威厳をもってあたりを払....
「気のいい火山弾」より 著者:宮沢賢治
今度の旅行は沢山だよ。」 「うん。実によくととのってるね。こんな立派な火山弾は、
大英博物館にだってないぜ。」 みんなは器械を草の上に置いて、ベゴ石をまわってさ....
「怪談綺談」より 著者:小酒井不木
木乃伊がその行先でいろいろな祟りを起したという例もまた尠くない。かつてロンドンの
大英博物館にエジプトのある王妃の木乃伊が陳列された。記録によると西暦紀元前千六百....