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大衆化
「大衆化〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大衆化の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「党生活者」より 著者:小林多喜二
行われていたが、その後の実践で、そんな遣《や》り方では運動を何時迄《いつまで》も
大衆化することが不可能であることが分ったのである。 仕事まで時間が少し空《あ》....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
社会的機能などとは考えられていない。この際啓蒙活動は精々知識の普及とか通俗化とか
大衆化とかというような形で、教育家の臨時の片手間仕事位いにしか値いしないことにな....
「科学論」より 著者:戸坂潤
主として支配者――君子・士大夫――のものであった。ギリシアの科学乃至哲学は比較的
大衆化された所有者を発見したが、併しそれにも拘らず、奴隷経済の上に立つ支配者自由....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
。ここでは発明は個人的――天才的――発明に限られるのであって、大衆的発明や独創の
大衆化。 * 無論こう云っても、発明はどのような条件の下にでも多少とも自然発生的....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
る事実が大衆性を持つとは、それが大衆を何等かの意味で組織する力を有つことである。
大衆化であって、非大衆であってはならなかったのだから。
大衆化の概念に於ては、従来....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
ればならないのは当然である。――だがプロレタリア・ジャーナリズムとは何か、それは
大衆化の外ではない。 ジャーナリズムは普通、通俗化・啓蒙・又は俗流化とさえ考え....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
いてはすでに述べたが、夫と関係して、今の点から云って必要になるものは、自然科学の
大衆化を抜きにして見ても、哲学や社会科学自身のために科学的世界観を用意するための....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
だろう。 左翼文芸に見られる一種のプロレタリア・ジャーナリズムは、しかし文学の
大衆化として現われることを注意しなければならない。尤も大衆という概念はどういう風....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
座は夫として、別に学生に対する講義を或る程度に大衆に公開するということは、学術の
大衆化にとって重大な意味のあることだが、それをあまり大学当事者は心がけていないら....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
ーの心核が形成されるようになったのである。 日本ファッショ団体の戦線統一とその
大衆化運動とが、同時に遽かに促進されることとなった。 併しファシズムに反対する....
「最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
問題も、勿論自然科学から踏み出した思想問題だ。 科学階級性の問題につらなる科学
大衆化の問題、科学的啓蒙の問題、それからアカデミーとジャーナリズムとの問題は、世....
「いわゆる「反省」は我々を救うか」より 著者:岸田国士
ころで、問題は、この遊戯が何時の頃からか、必ずしも知識人の独占でなく、可なり広く
大衆化したという特色がわが国にはみられるようである。つまり、国として、そういう教....
「学生の技能と勤労大衆」より 著者:戸坂潤
と似たようなものとなって来た。或はもっと本質的な類似を持って来るなら、学生は無産
大衆化し、更にプロレタリア的な位置におかれるようになって来た。学生運動は労働運動....
「啓蒙の現代的意味と役割とについて」より 著者:戸坂潤
社会的機能などとは考えられていない。この際啓蒙活動は精々知識の普及とか通俗化とか
大衆化とかというような形で、教育家の臨時の片手間仕事位いにしか値いしないことにな....
「社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
はないか。 だが最後に一言すべきことがある。社大党は何等かの積極政策を執らねば
大衆化を拡大出来ない。それはその通りである。積極政策とは、思うに少なくとも独自な....