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大衆課税
「大衆課税〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大衆課税の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「全体主義への吟味」より 著者:宮本百合子
衆とその一部としての知識人の進歩性を窒息させているのが現実のありようなのである。
大衆課税、物価騰貴が大衆の双肩にかかっている。大衆の文化を圧する方策が、大衆の現....
「「ラジオ黄金時代」の底潮」より 著者:宮本百合子
農民の生活が楽になるという風に単純にものを考えている人は今日尠いであろう。昨今の
大衆課税の増加と物価騰貴は、ラジオを単に文化施設と見れば農民生活からその増大の可....
「女の手帖」より 著者:宮本百合子
って女子に全国の専門学校、大学を開放し得るであろうか、ここに試金石の一つがある。
大衆課税 去る十二日の夕餉のテーブルに、なかなか味なおくりものがあった。この日....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
われた戦時利得税にしろ、財産税にしろ、細かく本質に触れて観察すれば、それは悉く、
大衆課税としての性質を持っている。この点はラジオの解説者が力説したところであった....
「偽りのない文化を」より 著者:宮本百合子
てやる絵本にもその五パーセントはついて来る。国会でも問題になったこのたちのわるい
大衆課税は、政府としてやむをえないこととして押しきった。理由は天文学的数字の予算....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
民主的な演劇運動の母体となる可能性を示している。現在日本の人民は、あらゆる種類の
大衆課税に苦しんでいる。書籍に課せられている税、スポーツ用具に課せられている税、....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
せねばならぬかも知れぬ不安・そして最も手近かなのは経済的消耗品となることの不安(
大衆課税、物質騰貴、其の他)・つまりそうした結局は経済生活と肉体生活とに帰着する....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
が来る。商工業者にとっては別にもっと大きな損失があるが、夫は別として、この一般的
大衆課税の圧力を最も代表的に受けねばならぬ者は、云うまでもなく都市を中心とした労....
「思想議会たるを知れ」より 著者:戸坂潤
料に供されて来た。併し今回は咄しが少し異っている。一つにはこの増税は見紛う方なき
大衆課税である。而も二つにはそれを必要とするに到った殆ど唯一の直接原因は国防費拡....
「挙国一致体制と国民生活」より 著者:戸坂潤
ねばならぬのだ。 事件費一部捻出のための一億二百万円に上る臨時増税は、なるべく
大衆課税を避けたと称されている。或いは心掛けはそうであったかも知れないが、事実は....