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大西
「大西〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大西の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
ン。 扉の響きは、ぶるぶると、お妙の細い靴の尖に伝わって、揺らめく胸に、地図の
大西洋の波が煽る。 四十九 「失敬、失敬。」 とちと持上げて、浮....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
長の頬は生々と紅潮していた。「本艦の任務は、僚艦一〇二及び一〇三と同じく、米国の
大西洋艦隊が太平洋に廻航して、祖国襲撃に移ろうというその直前に、出来るだけ多大の....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
。生命あるかぎりは、敵と戦い、敵の攻撃を無効にし、そして敵を倒さん。 敵千機
大西風に吹かれけり 敵千機
大西風を喫しけり 敵千機
大西風の味如何 二月....
「海底大陸」より 著者:海野十三
三千夫少年の乗り組んだ海の女王といわれる巨船クイーン・メリー号は、いま
大西洋のまっただなかを航行中だった。 ニューヨークを出たのが七月一日だったから....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
、敵機動部隊のま上にとびかかる航空戦隊、さらに成層圏を征服して、数時間で太平洋、
大西洋を横ぎり、敵の首都に達し、大爆撃を行うことになるはずの、明日の航空戦隊――....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
太平洋が渡れるの、ジョン」 「そこはプラット提督が、永年研究しているところだよ。
大西洋艦隊が太平洋に廻って、一緒に練習をやっているのは、伊達じゃない。わが国の兵....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
けてつくるのだろうか。しかも飛行島を置くなら、なにもあんな南シナ海などに置かず、
大西洋の真中とか、大洋州の間にとか、いくらでももっと役に立つところがあるんだ」 ....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
末広座というのは比較的新しい名前であるらしく、私の祖母などは常に旧名を用いて
大西座と呼んでいた。 この小屋は今はなくなつてしまつたが、実に不思議な小屋で、....
「母を尋ねて三千里」より 著者:アミーチスエドモンド・デ
ねむることが出来ませんでした。 でも、ジブラルタルの海峡がすぎた後で、はじめて
大西洋を見た時には元気も出てきました。望も出てきました。けれどもそれはしばらくの....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
したのである。それから自分よりは後輩ではあるが、三宅雄二郎、井上円了、有賀長雄、
大西|祝《はじめ》、清沢満之《きよさわまんし》、高山林次郎などという人々も哲学思....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
て、片仮名で「ダイオラマ」と看板を書いてくれた。泰山前に頽るるともビクともしない
大西郷どんさえも評判に釣込まれてワザワザ見物に来て、大に感服して「万国一覧」とい....
「明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
だが、この三君を維新の三傑に比べたなら高田君は大久保甲東で、天野君は木戸である。
大西郷の役廻りはドウシテモ坪内君に向けなければならぬ。坪内君がいなかったら早稲田....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
くは天然の教育による。 まずその地勢を案ずるに、東西数千里にわたる大国にして、
大西・太平の両大洋を前後に接し、その内地にはロッキーのごとき世界に一、二を争う高....
「西航日録」より 著者:井上円了
気候意外に寒冷にして、往々海霧中にとざされたるも、風波いたって平穏にして、さらに
大西洋の航海らしき感を有せざりき。 二十日夜より二十八日までニューヨーク滞在。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
、快晴。早朝より陸地を見ず、ただ一痕の残月を望むのみ。風軟らかに波穏やかにして、
大西洋に入りたる心地せず。終日、無数の海鵝の船尾に従うを見る。 六月十八日(日....