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大要
「大要〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大要の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
自分の誕生日における諸星の位置を尋ねる。そうして潤沢な見料と引換に、自分の運勢の
大要を教わるのである。何か一つの企てをある決まった日に遂行しようという場合ならば....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
現われている四つの精霊だが、それぞれに水精・風精・火精・地精――と、物質構造の四
大要素を代表している。云うまでもなく、中世の錬金道士が仮想していた、元素精霊には....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
を占めていた。だから、万一、地上が悉く敵の手におちようとも、この地下本営一帯は、
大要塞として独立し、侵入軍との間に、火の出るような攻防戦が出来ることは勿論、長期....
「地球要塞」より 著者:海野十三
て遠い将来ではないであろう。いや、金星のブブ博士は、今より三十年後には、地球が一
大要塞化することを見極《みきわ》めて報告していたではないか。地球上の戦争は果てて....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
の、腹話術ではないかと疑われてくる。しかし腹話術には、咽喉変飾、口蓋消音という二
大要素があって、口を押えられた彼に、どうして出来よう道理がないではないか。ところ....
「夢のお七」より 著者:岡本綺堂
んだのか、それは判らない。足軽もその後再びたずねて来ない。 以上が蜀山人手記の
大要である。案ずるに、この記事を載せた「一話一言」の第三巻は天明五年ごろの集録で....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
書中の「電気」の章などであった。この外にリオンの「電気実験」、ボイルの「化学原理
大要」も読んだらしい。 否、ファラデーはただに本を読んだだけでは承知できないで....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
。本論文においてそれらの点をことごとく論じつくすことは不可能であるけれども、その
大要をあきらかにすることはけっして不可能でないからしてここにこれを論述することを試みるに至った次第である。....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
法論は自分が最も有力に思想界に向って主張してきた点であるから、あわせてここにその
大要を論じておく次第である。....
「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
一昨日、哲学館において井上円了氏の演ぜし妖怪取り調べ報告の
大要を聞くに、左のごとし。 昨年十一月中旬より、山梨県北都留郡(すなわち、いわ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
事項にして、他の妖怪の説明にも、大いに関係を有する問題なり。よって余は、左にその
大要を説明すべし。 夢とは睡眠中、思想上に動揺発顕するものなり。そのほか、睡眠....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
英国小説家が大文豪として紹介され、戯作の低位から小説が一足飛びに文明に寄与する重
大要素、堂々たる学者の使命としても恥かしくない立派な事業に跳上ってしまった。それ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
り次第、両人は旅服を着け旅行に就く。この旅行のことを甘月と称す。これを結婚儀式の
大要とす。 甘月旅行は新夫婦両人のみにてこれを約し、そのいずれの所に遊び、何日....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
一月より本年二月までに、前後二回全国を周遊し、御詔勅の聖旨にもとづき、修身道徳の
大要を演述し、その開会の場所は、琉球、台湾、樺太、朝鮮、小笠原までを合わせ、八十....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
上に於て我らは徳治を理想とするに対し彼らは法治を重視する。道と力は人生に於ける二
大要素であり、これを重んじないものはない。問題はその程位如何にある。何れが主で何....