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「大進〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大進の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
よすけ》がある。隆季《たかすえ》がある。女には堀川がある。安芸《あき》がある。小大進《こだいしん》がある。国歌はあたかも再興の全盛時代であった。その時代の名ある....
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
む心があれば此の発明を世に知らせます、之を知らせたなら空前の発明だとか、学術上の大進歩だとか云って私の前へ拝跪《はいき》する人が沢山出来ましょう、世界中の医学新....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
かった。 ケプラーの研究によって、天文学はアリスタルコス以来初めての目立った一大進歩を遂げたが、これは更にまたかの偉大なガリレオ(Galilei 一五六四―一....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
、容易には敵線を突破できなかった様子です。現在は第一次欧州大戦に比べると、空軍の大進歩、戦車の進歩などがありますが、十分の戦備と決心を以て戦う敵線の突破は今日も....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
ら無視せられていた文芸の存在を政府が認めて文芸審査に着手したのは左も右くも時代の大進歩である。 文学も亦一つの職業である。世間には往々職業というと賤視して顰蹙....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
すね。この間、大学の大講堂で講演なさったじゃないですか。――今日|外科《げか》は大進歩をとげ、人体を縫合《ぬいあわ》せ、神経をつなぎ、そのあとで高圧電気を、ごく....
大空魔艦」より 著者:海野十三
いたことがわかったが、その空魔艦こそ、じつに世界中どこをさがしても、みあたらない大進歩をとげた飛行機であったのだ。思えば、日本の国もあぶないことであった。 空....
死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
極刑をいつまでということなく停止するよう、検事長らに指令を与えた。それは表面上一大進歩だった。死刑反対者らは息をついた。しかし彼らのいたずらな望みは長くつづかな....
モンアサクサ」より 著者:坂口安吾
よからぬ男だ。 然し、ダシ物によってしか客が来なくなったということは、浅草の一大進歩と申すべきだろう。浅草はペラゴロの昔から、人情的でありすぎ、一座とお客とナ....
『十八時の音楽浴』の作者の言葉」より 著者:海野十三
小説を註文してくれるようになったことは、たいへん悦ばしいことであり、そしてまた一大進歩というべきである。春は遠からず。但しこの小説も、長編として行きたい構想のも....
新案探偵法」より 著者:小酒井不木
、犬の心理をも客観的に研究することが出来るようになったのは、まったく生理学上の一大進歩といわねばなりません。 さて、わが鯉坂君は、この条件反射の研究に従事して....
間人考」より 著者:喜田貞吉
語と往々全く同一の場合に用いられていることである。枕草子に、 チユウゲンなる折に大進物聞こえんとありと、人の告ぐるを聞こしめして、…… めのありしをたゞ取りに取....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
級の社会党統一の要求は四月大会に於てその統一を完成し今回の参議院議員の改選には一大進出をなし、党内における労働階級の指導性は確立せられんとして居る。 一月大会....
一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
半期の特色である。 林内閣瓦解直前に於ける総選挙の結果が、実質に於て無産政党の大進出となって現われたことを人々は忘れないだろう。勿論ここでも公式表現と潜在事情....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の正面に衝突した独軍の攻撃はなかなか簡単には成功しなかったらしいのである。空軍の大進歩、戦車の発達も充分準備し決心して戦う敵線の突破は至難である事を示している。....