大麻[語句情報] »
大麻
「大麻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大麻の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ことを申し上げましたが、それから四年目には麻疹の流行です。安政の大コロリ、文久の
大麻疹、この二つが江戸末期における流行病の両大関で、実に江戸じゅうの人間をおびえ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
は、すでにそれ以前に死滅しているんだぜ。やはり、あの弩の弦は、いっこう変哲もない
大麻で作られたものなんだ。ハハハハ、あの象のような鈍重な柱体を、僕は錐体にしてや....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
担ぎにゆきァ、死にに往くようなものさァ」 酋長がぐいぐい棕櫚酒をあおったり印度
大麻を喫ったり、すこぶる上機嫌のなかでもこれだけは聴かなかった。 「マア、論より....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
造の要素として木材及び鉄を、航海は綱具の製造、帆の据え附けまたは操縦の材料として
大麻を用いる。海洋は船舶を支え、風は帆を膨脹せしめ、空と星とは航海者に航路を指示....
「魔都」より 著者:久生十蘭
うも抒情的過ぎるんですよ。ふだんの真名古を知ってる人がこれを見たら、真名古警視は
大麻《ハッシュ》でも飲んで気が狂ったか、小説でも読みすぎて急に子供臭くなったかと....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
)の糞と芸香と銭苔を練りあわせた丸薬を一ドラチューム(約十匁)、鎮咳剤として印度
大麻の葉、落葉松茸(エプリコ)、金銀花(スイカズラ)の花の煎汁をそれぞれ二カデッ....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
区の各住民及び各土地占有者に(彼らが適当と認むる額を)課税することにより、亜麻、
大麻、羊毛、綿糸、鉄、その他必要なる器具資財を適量に調達して、貧民を職に就かしむ....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
られたるを見ては、あるが中にも正しき大路を取りたるかとおぼえて心嬉し。 広瀬、
大麻生、明戸などいえる村々が稲田桑圃の間を過ぎて行くうち、日はやや傾きて雨持つ雲....