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天塩
「天塩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天塩の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
畑に乾してあるのを、車中の甲乙が評議して居たが、薄荷だと丙が説明した。
やがて
天塩に入る。和寒、剣淵、士別あたり、牧場かと思わるゝ広漠たる草地一面|霜枯れて、....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
た。急を本国政府に告げ、その不実を詰《なじ》ろうがためであった。彼はソウヤから、
天塩《てしお》海岸を徒歩《ある》いてルモイにいたり、山を越えてイシカリ川の上流に....
「惨事のあと」より 著者:素木しづ
れたという知らせをうけた。 そこは、楯井夫婦が引移った未墾地から、約二里隔った
天塩川の沿岸の、やはり新開地である。五六年後には、稚内へ通ずる汽車の工事が始まる....
「利尻山とその植物」より 著者:牧野富太郎
見ることが出来て、白雲がその辺から南の方に棚引いて、広き線を引いておって、幽かに
天塩《テシオ》の国の山々を見ることが出来た、西の方は礼文島《レブンとう》を鮮《あ....
「層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
り、その末一段高まりて戸村牛岳となる。その奥右に十勝岳あり、左に石狩岳あり。北は
天塩北見界の峻峰群起して我れと高さを競わんとす。気澄まば、旭川も見ゆべく、北海道....
「生不動」より 著者:橘外男
一 北海道の留萌港……正確に言えば、
天塩国留萌郡留萌町であろうが、もちろんこんな辺陬の一小港などが諸君の関心を惹いて....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
漁業に従事し、魚類を乾燥して輸出す。ゆえに、街上の魚臭鼻をつききたる。わが北海道
天塩北見辺りの港内にあるがごとき思いをなす。市街は海と山との間四、五町にわたりて....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
ったように髪をおどろに振りかぶった怪しの女がこの地方でいうケナシコルウナルペだ.
天塩ではそれをイワメテイェプ(山の魔)と呼び,やはり編みかけのこだし(エチャネサ....
「学問ある蛙の話」より 著者:知里真志保
)ホロカピポク(却流ノ岩陰川) ※十勝国河西郡 ホロカレウケ(逆流ノ曲リ川) ※
天塩国上川郡 ホロカナヨロ(却流ノ谷川) ※北見国紋別郡 ホルカモペッ(逆流ノ静....