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天測
「天測〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天測の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「難船小僧」より 著者:夢野久作
うよ。霧は晴れたんかい」 「まだだよ。海路は見通しだが空一面に残ってるもんだから
天測が出来ねえ」 「位置も方角もわからねえんだな」 「わからねえがモウ大丈夫だよ....
「言語と道具」より 著者:寺田寅彦
そして科学の発達の歴史はある意味においてこの道具の発達の歴史である。 古い昔の
天測器械や、ドルイドの石垣などは別として、本当の意味での物質科学の開け始めたのは....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
たあいだ、なにか羅針盤が狂うような原因があったのではないか。そこで、念のため軽便
天測具を持ちだして、その夜、星を測ってみたのだ。なるほど、セントウルスの二つの輝....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
の風と雨と、しぶきで飛んでゆく霧の中から呼び応える。 こうして、私たちは国境の
天測点へと、草ばかりの一つの丘の頂辺を目ざして、泥濘のひどい小径をうねりうねりし....