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天父
「天父〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天父の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
は、己《おの》れの求めて成《な》す事にあらざる以上は、何事か天意のある事ならん。
天父《てんぷ》の慈愛に頼《よ》って、各自の任務に忠実なるより為すべき事はない」 ....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
おお信者らよ、教法を守れ! ……有司の驕慢、幕府の横暴、加うるに天災、世は飢饉!
天父がお怒りなされたのだ! 恐れよ、慎め、おお人々よ!
天父をお宥め申し上げろ!....
「イエスキリストの友誼」より 著者:新渡戸稲造
れにしても並行さして友と呼だキリストは豪《えら》いに相違ない。なぜか、キリストは
天父より聞いたすべてのことを与え尽したからである。僕とは一体何だろう。自己の意志....
「穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
のは生であって、結実とともに幹葉の枯れるのを死と信じたのである。加うるに我国にも
天父地母の思想は顕然として存していた。即ち蒼天を父とし大地を母とし、総ての自然物....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
の鳥を見よ、彼らはまくことなく、刈ることなく、倉におさむることなきに、なんじらの
天父はこれを養い給う。──野のゆりのいかにして育つかを見よ、働くことなく、つむぐ....