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太史
「太史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
太史の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
が来て、一行は皇帝の前に召出された。 「不思議のことがある」と、玄宗は言った。「
太史(史官)の奏上によると、昨夜は北斗七星が光りを隠したということである。それは....
「骨董」より 著者:幸田露伴
風雅人鑑賞家として知られた孫七峯とつづき合で、七峯は当時の名士であった楊文襄、文
太史、祝京兆、唐解元、李西涯等と朋友で、七峯のいたところの南山で、正徳十五年七峯....
「運命」より 著者:幸田露伴
て太祖の優待を受け、文章徳業、天下の仰望するところとなり、四方の学者、悉く称して
太史公となして、姓氏を以てせず。濂|字は、景濂、其先金華の潜渓の人なるを以て潜渓....
「李陵」より 著者:中島敦
を待つものが何であるかを考えて、ニヤリとするのである。 向こう見ずなその男――
太史令《たいしれい》・司馬遷《しばせん》が君前を退くと、すぐに、「全躯保妻子《く....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
王と喚《よ》ぶを聞く、よく聞くと一夜に三度ずつ喚ばわる事やまず。王懼れて諸梵志・
太史・相師を集めこの事を諮《はから》う。諸人これは必常妖物の所為と見えるから、胆....
「小翠」より 著者:田中貢太郎
なこともないじゃありませんか。」 元豊はそれをもっともだと思った。そこで幣を鍾
太史の家へ納れて婚約を結んだ。その結婚の式が近くなったところで、小翠は新婦のため....
「三国志」より 著者:吉川英治
の夜また、客があって、曹操にこういう言をなす者があると告げた。 「このほど、侍中
太史令の王立という者が、天文を観るに、昨年から太白星が天の河をつらぬき、※星の運....
「三国志」より 著者:吉川英治
み陣地を構築せよ。蒋欽、周泰は第二陣につづけ。凌統、潘璋は第三たるべし。第四陣、
太史慈、呂蒙、第五陣、陸遜、董襲。――また呂範、朱治の二隊には督軍目付の任を命ず....
「三国志」より 著者:吉川英治
に使いみちがあるから残して行くがよい」 甘寧が退がって行くと、周瑜はつづいて、
太史慈を呼び、 「貴下は、三千余騎をひっさげて、黄州の堺に進出し、合※にある曹軍....
「三国志」より 著者:吉川英治
寒がする」だの、 「風邪気味のせいか、物の味がわるい」 などと云い始めていた。
太史丞の許芝は、曹操の籠る病室へ召された。 曹操は、起きていたが、以来、何とな....
「三国志」より 著者:吉川英治
、いわゆる機運を醸し、工作を運ぶという風であった。 王朗、華※、中郎将|李伏、
太史丞|許芝などという魏臣はついに許都の内殿へ伺佐して、 「畏れ多いことですが、....