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「太政入道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

太政入道の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
《うらや》まれもし、あがめられもいたしました。天下を掌《たなごころ》のうちに握る太政入道は、たとい王侯将相のお言葉はお用いなくとも、わたくしたちの願いはみんな聞....
「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
が云うには「私は天下にかくれない白拍子だと云っても、今さかえて居らっしゃる平家の太政入道殿へ呼ばれて行かないのが不平でしようがない。遊者の推参はあたりまいの事で....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
葉』にこれを記して、 奥州夷狄秀平、任。乱世之基也。 とある。これけだし当時の太政入道浄海に賄して得たところか、あるいは後白河法皇に取り入り奉った結果か。とも....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
も、常備軍がおかれた――それが武者所。 平ノ忠盛の長男|平太清盛(二十歳、後の太政入道)。遠藤盛遠(二十一歳、後の文覚上人)。源ノ渡(二十五歳、袈裟御前の良人....
親鸞聖人について」より 著者:吉川英治
わりごろですね。さしも栄えていた平家もそろそろ終わりごろ。聖人が九歳でしょうか、太政入道清盛も死んでいます。それから得度|剃髪九歳までの間に、年号は安元、治承、....