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「太政官符〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

太政官符の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死者の書」より 著者:折口信夫
は、まだ時おり、石城と謂われた石垣を残して居る家の、見かけられた頃である。度々の太政官符で、其を家の周りに造ることが、禁ぜられて来た。今では、宮廷より外には、石....
「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
、身体長大、色白く、眼は青味を帯び、毛多く、頬骨が秀でていると語った。承和元年の太政官符に、飛騨の人は言語容貌すでに他国人に異なりと言われた程度のものが、ここに....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
こでは中古の頃までも、未だ里人に同化しない民衆が住んでいたのであった。弘仁元年の太政官符にも、「飛騨の民は言語容貌既に他国に異なり」とある。彼らは所謂飛騨の工で....
法然行伝」より 著者:中里介山
ひこ》」という俗名を附けられて土佐の国へ流されることになった。その宣下状に云う。太政官符 土佐国司 流人藤井元彦 使|左衛門府生《さえもんのふしょう》清原武....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
江朝廷の令にしても、大宝律令にしても漢文で記されねばならなかったし、詔勅も上奏も太政官符も戸籍も歴史も、すべて支那文化に則る政治風教の百科の事務はみな漢文の記録....
濫僧考」より 著者:喜田貞吉
髷付油を以てそれをその坊主頭に着けたものであったという。承和十一年十一月四日の「太政官符」によるに、遊猟の徒が屠割の事によって、鴨上下大神宮の辺の川を※穢の濫僧....