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「太極〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

太極の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
お律と子等と」より 著者:芥川竜之介
、半紙に一の字を引いたのが、四つ折のままはいっていた。 「どこ? 神山さん、この太極堂《たいきょくどう》と云うのは。」 洋一《よういち》はそれでも珍しそうに、....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
かなたにある愛、そういうものがあるだろうか。憎愛の二極を撥無して、陰陽を統合した太極というような形の愛、それは理論的に考えて見られぬでもないことではあるが、かく....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
に画《かく》し、八卦を分てば六十四、六十四の卦は結局、陰陽の二元に、陰陽の二元は太極《たいきょく》の一元に納まる、というのが易の本来だと承りました。仏説ではこの....
地上」より 著者:島田清次郎
れる時が来たら、その破片から人間以上の怪物が生まれるかも知れない。神の国は苦痛の太極にあるのだ」 「――」 宮岡は黙した。平一郎も黙していた。沈んだ尾沢の語調....