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「失語症〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

失語症の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
者のような眼をして検事を顧みた。 「ねえ支倉君、キャムベルに云わせると、重症の失語症患者でも、人を呪う言葉は最後まで残っていると云うじゃないか。また、すべて人....
恐怖の季節」より 著者:三好十郎
事実です。パトスでふくれあがっている。だから非常なオシャベリになるか、でない時は失語症みたいになる。批評の言葉から血が流れ出すこともある代りに、べた一面にヘラズ....
二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
! パイプ。いかにも清岡さんの風貌に似合ったものであった。 ボオドレェルは失語症に罹《かか》って死んだ。僕の記憶はまだ確かだ。 ――ボオドレェルが一生に....
肌の匂い」より 著者:三好十郎
て「……まだホンモノにはなつていない。でも、話は出來ないから、默つていてね。……失語症とでも言うかな」 一歩々々、僕は地獄におりて行く氣持。頭から血が引いて、....