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奇峭
「奇峭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
奇峭の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ヰタ・セクスアリス」より 著者:森鴎外
。彼の cynic な言語挙動は始終僕に不愉快を感ぜしめるが、とにかく彼も一種の
奇峭《きしょう》な性格である。同級の詩人が彼に贈った詩の結句は、竹窓夜静にして韓....
「鏡花氏の文章」より 著者:中島敦
れば、鏡花世界なる別乾坤は、ついに、覗くことができないのである。実際、氏の表現は
奇峭であり、晦渋である。『凧刻んで夜の壁に描き得た我が霊妙なる壁画を瞬く間に擾し....
「酒徒漂泊」より 著者:佐藤垢石
々として渓流のみぎわを訪れる、というのであるそうだが、いま見てきた妙義から角落の
奇峭を飾る錦繍の色は、燃え立つほどに明るかった。横川宿あたりの桑園の葉も、緑に艶....
「俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
っている場所を指示した分類に属すべきものなのでありますが、それがやや群俗を抜いて
奇峭である点に特色があります。 私は先にやや奇抜なものとして「隣り村より」と「....