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「奈良時代〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奈良時代の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
駒のいななき」より 著者:橋本進吉
)であって、それは更に古い時代のp音から転化したものであろうと考えられているが、奈良時代には多分既にf音になっていたのであり、江戸初期に更にh音に変じたものと思....
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
『奥山路』に載っております。ところが、以上の十三の仮名における二種の別は、普通の奈良時代の書物にすべてこういう風にあるのでありますが、『古事記』においてはもう少....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
斉の表現に反対したものではなかった。実際、もしシナ古代の青銅器具または唐代および奈良時代の宗教的美術品を研究してみれば均斉を得るために不断の努力をしたことが認め....
水の女」より 著者:折口信夫
めである。年に稀におとなう者を待つ点もそっくりである。こうした暗合は、深く藤原・奈良時代の漢文学かぶれのした詩人、それから出た歌人を喜ばしたに違いない。彼らは、....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
それは直ぐにやらなければならぬ、これはいったい何時頃の物か」「西暦で七百五十年の奈良時代の物だ」「八世紀の物が、もし西洋にあったら、しかもそれがバイブルに関係し....
偶像崇拝の心理」より 著者:和辻哲郎
求めたことである。さらに進んで、信仰を感覚的な歓喜と結びつけたことである。前者は奈良時代の生んだ偉大な芸術によって証明せられている。後者は、その時代の僧侶がいか....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
力作丈六釈迦像もさだめて立派なものであったろう。 唐僧鑑真――鑑真将来品目録――奈良時代と平安時代初期 鑑真とその徒が困難な航海の後に九州に着いたのは、大仏開....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
になってきた。当時の上流の生活根拠は全国にある荘園である。もちろん日本の人口は、奈良時代には一千万に足りなかったと学者は考えているが、この時代には二千万前後には....
古事記」より 著者:武田祐吉
あれ》に命じてこれを誦み習わしめた。しかしまだ書卷となすに至らないで過ぎたのを、奈良時代のはじめ、和銅四年(七一一)九月十八日に、元明天皇が、太《おお》の安萬侶....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
た言葉を、用いるひつようが生じたものと思われる。 間食という二つの漢字は、古く奈良時代のおわりごろに、書かれた本の中にもすでに使っている。日本の最初の口言葉で....