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奨励金
「奨励金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
奨励金の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文芸委員は何をするか」より 著者:夏目漱石
もりであるが、その大部分、即ち或る水平以上に達したる作物に対してはこの保護金なり
奨励金なりを平等に割り宛て、当分原稿料の不足を補うようにしたら可《よ》かろうと思....
「振動魔」より 著者:海野十三
、何が始まろうというのだ。 柿丘が呉子さんに説明したところによると、今回協会の
奨励金を貰って、旅順大学の東京派遣研究班が、主として音響学について研究するという....
「若い母親」より 著者:宮本百合子
気がするから不思議なものね、と笑っていった。 結婚資金の貸し出しや多産のひとに
奨励金の渡されることや、それもいいことだろうけれど、今日の社会で母という立場が女....
「夜の靴」より 著者:横光利一
証金が農家に下った。それが今年は、農家の努力に対してではなく、生産量に対して生産
奨励金が下るという。どこがそれでは違うかというと、今年の供出量は去年のようには一....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
いうもの、ずっと生糸の値下りから各町村でも、なるべく桑園を作畑に改めさせ、多少の
奨励金を出して居るのと吻合《ふんごう》するところがある。養豚の如きもこれに触れな....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
場に居合わせなかったのは残念だよ! 僕がいたら、その冷酷漢の名誉を表彰するために
奨励金支出の議案でも提出してやったんだのに!……実にすばらしいポンチ絵だよ。しか....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
た同篇の第七、八、九、十の諸章では章句を削除したり挿入したりした。これは穀物輸出
奨励金を取扱う第十章において特に甚だしいが、けだしこの問題は現在重要性を有し、最....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
族の人数から力と重要性とを得ることとなる。かかる観念は、有力に、人口増加に対する
奨励金たる作用をする。そしてそれは、ほとんど財貨の共有を生じているほどの物惜しみ....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
十分一税は消費者の負担する所となる
(六五)しかしそれは、外国からの輸入に対する
奨励金の性質を有っているから、地主にとって不利である
第十二章 地租
(六六....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
て騰貴するのを妨げる障害は除去されるであろう。
『第二に、新らしい土地の開墾には
奨励金が与えられ、工業以上に農業に対して、また牧畜以上に耕作に対して、一切の可能....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
全力を発明家の発見と幇助に尽さしめる。国家の機関は発明の価値を判断して発明者には
奨励金を与え、その援助者には勲章、位階、授爵等の恩賞をもって表彰する。一体統制主....