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奮興
「奮興〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
奮興の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坑夫」より 著者:夏目漱石
と、追いつかない先に向うはまた歩き出すんで、やむを得ずだらだら、ちびちびに自己を
奮興《ふんこう》させた成行《なりゆき》に過ぎない。それにしても長蔵さんは、よく後....
「新童話論」より 著者:小川未明
もよき代弁者ともなるのであって、いまゝでの如く強圧することのかわりに、内部的に感
奮興起せしむるに至るのであります。常に、いゝ作品は、強いられたる感激でなくして、....
「特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
必要である。しかしながらその撤廃をして有効ならしめるには、彼ら自身において自ら発
奮興起し、普通民と社交上において並進しうべきまでに改善するところがあらねばならぬ....
「それから」より 著者:夏目漱石
満足と見える。 代助は何故《なぜ》ダヌンチオの様な刺激を受け易《やす》い人に、
奮興色《ふんこうしょく》とも見傚《みな》し得べき程強烈な赤の必要があるだろうと不....