女一の宮[語句情報] » 女一の宮

「女一の宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

女一の宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
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源氏物語」より 著者:紫式部
は悲しまれたが、表面は冷静に以前のとおりにしていた。東宮に次いでお生まれになった女一の宮を紫夫人は手もとへお置きしてお育て申し上げていた。そのお世話の楽しさに院....
源氏物語」より 著者:紫式部
は姫君の女御の御殿へ行っておいでになった。三歳ぐらいになっておいでになる三の宮を女一の宮と同じように紫の女王がお養いしていて、対へお置き申してあるのであるが、大....
源氏物語」より 著者:紫式部
庸を得るようにすればいいかと、そんなことを私が考えるのも、他の女性のためではなく女一の宮を完全な女性にしたいからですよ」 と院は言っておいでになった。 夕霧....
源氏物語」より 著者:紫式部
たはおいでになるのであった。御元服後は三の宮を兵部卿の宮と申し上げるのであった。女一の宮は六条院の南の町の東の対を、昔のとおりに部屋の模様変えもあそばされずに住....
源氏物語」より 著者:紫式部
その中へはいらせてよいような娘は私になくて、いつも残念に思われるのです。いったい女一の宮の女御は同意されているのですか。これまでもよく人がそちらへの御遠慮から院....
源氏物語」より 著者:紫式部
も終わって、平常どおりに宮中の事務を執らねばならないことであろうし、また冷泉院の女一の宮の御病気もお見舞い申し上げねばならぬことで、かたがた京へ帰らねばならぬ、....
源氏物語」より 著者:紫式部
ではないが、きわめて可憐で、はなやかで、柔らかみがあっておおような様子は、名高い女一の宮の美貌もこんなのであろうと、ほのかにお姿を見た昔の記憶がまたたどられた。....
源氏物語」より 著者:紫式部
なるのであるが、御母宮はいよいよ若々しいお美しさが増してお見えになるのであった。女一の宮もこんなのでおありになるのであろう、どんな機会によって自分はこれほど一の....
源氏物語」より 著者:紫式部
いた。御|容貌もお美しかったから帝も愛しておいでになり、中宮からお生まれになった女一の宮を、世にたぐいもないほど帝が尊重しておいでになることによって、世間がまた....
源氏物語」より 著者:紫式部
たので、脱いだほうの裳を宮は浮舟にお掛けさせになり手水を使わせておいでになった。女一の宮の女房にこの人を上げたらどんなにお喜びになって大事にされることであろう、....
源氏物語」より 著者:紫式部
礼として薫からもそれにまさった絵を集めて差し上げることにした。小説の芹川の大将が女一の宮を恋して秋の日の夕方に思い侘びて家から出て行くところを描いた絵はよく自身....