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「女優劇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

女優劇の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仮装人物」より 著者:徳田秋声
に、耳を澄ましていた。かつて彼女は、庸三の家へ入りたてのころに、独りで帝国劇場へ女優劇か何かを見に行ったことがあった。その時多分彼女のどうかした表情が、その結果....
印象」より 著者:宮本百合子
久し振りで女優劇を観る。 番組に一通り目を通しただけでも、いつもながら目先の変化に苦心し....
竹本綾之助」より 著者:長谷川時雨
れているが、狷介不羈《けんかいふき》、世を拗《す》ねたぐれさん以前にも、新派劇、女優劇と、何処の芝居の楽屋にも姿を現す、後日の素質は含蓄されていたものと見えて、....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
である。その頃に女優という名称はない、すべて女役者と呼ばれていて、今日のいわゆる女優劇は女芝居というのであった。 勿論、江戸時代からの掟として、男女合併興行は....
十日の菊」より 著者:永井荷風
三柏葉樹頭夜嵐《みつかしわこずえのよあらし》』という拙劣なる脚本が、偶然帝国劇場女優劇の二《に》の替《かわり》に演ぜられた。わたしが帝国劇場の楽屋に出入したのは....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
本綺堂作「修禅寺物語」を初演、左団次の夜叉王、好評。 ○五月、帝国劇場にて初めて女優劇を興行。主なる女優は森律子、村田嘉久子、初瀬浪子らにて、女優劇の名が好奇心....