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女子大
「女子大〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女子大の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「世相」より 著者:織田作之助
話しかけたことのない主人が何思ったのかいきなり、 「あんた奥さん貰うんだったら、
女子大出はよしなさいよ。東条の細君、あれも
女子大だといいますぜ。あんたの奥さんに....
「党生活者」より 著者:小林多喜二
暫《しば》らく国へ帰ってくるということにして、出掛けて行った。女主人は高等師範か
女子大か出た英語の達者な女で、男は一人でなくて三人位はいるらしく、代る代り他所で....
「河明り」より 著者:岡本かの子
…」 娘は、 「河岸に育ったものですから、東京の河に興味を持ちまして……それに
女子大学に居りますうち、別にこういうことに興味を持つ友達と研究も致しましたが……....
「天馬」より 著者:金史良
思い起した。田中もその頃は一介の文学青年として苦労していたが、一緒にいる妹の方は
女子大に通っている美しい娘さんだった。当時彼はありったけの熱情を傾けて彼女を愛し....
「華々しき瞬間」より 著者:久坂葉子
たのしみでしょう」 南原杉子はますます苦笑した。 「東京はよろしいですわね。で
女子大でも」 「いいえ、とんでもない」 「あら、……。私、戦前はよく東京へまいり....
「ジロリの女」より 著者:坂口安吾
言葉を述べつゝ、霊前に焼香し、黙祷したのであった。 衣子はもはや四十一、十九の
女子大学生があり、十四の中学生があったが、その冴えた容色はなお人目をひき、目も切....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
オカミサンに付そはれて娘は伏目に現はれたが、なるほどゼンゼン美しい。処女の含羞、
女子大学生、たゞ目が細い。しかしスーと一文字にきりこまれていかにもうるんで悩まし....
「正午の殺人」より 著者:坂口安吾
一ツに彼を案内した。 この毛利アケミさんなる人物は元来素人ストリッパーである。
女子大学の演芸会でストリップを演じて同性を悩殺して以来肉体に自信を持ち、折あれば....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
ハダカになる。これが、うけます」 「踊り子の前身は」 「それぞれ千差万別でして、
女子大をでたのが居たこともありますが、概して教養はひくいですな。ところが、ストリ....
「裏切り」より 著者:坂口安吾
申す人はここのお座敷女中です。三人いる女中のうちの一人で、とても美しい人でした。
女子大中退という教養もかなりの人で、こんなところで働くのがフシギと申すほかない麗....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
、何の新しい収入の当もないのに、家賃の高い麹町の家に暮していた。姉の圭子は相不変
女子大に通い、新子は津田英学塾に通っていた。 今年の初め、母が少し愚痴っぽくな....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
まわり道していた。しかし思えば、淡い絵本の話だ。 私が一高にいたころ。その妹が
女子大学の試験を受けに来た。その時藤久君はとうとう救世軍に入っていた。君の気性は....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
を応援したりする義務があるけれども、宝塚の生徒さんにくらべると、新劇の女優さんは
女子大学を卒業あそばしたりして大そう学がおありだけれども、芸術というものは、学だ....
「バークレーより」より 著者:沖野岩三郎
十町ばかり行くと、そこにユーカリプタスの森がある。その森の中には太平洋沿岸最古の
女子大学ミルスカレッジがある。遠慮なくカレッジの庭を通りぬけて、三哩ばかり自動車....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
に五冊ほど送って下さいませんか。それからまことに恐れ入りますが、一冊を小石川日本
女子大学校松柏寮内倉田艶子に送って下さいませんか。なにとぞお願いいたします。私は....