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如くはなし
「如くはなし〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
如くはなしの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
既に兵糧庫も焼れて居るし、鳳山からの援軍も来ない上は、一度京城へ退いて再挙するに
如くはなしと決して、潜に城を出で大同江の氷を渡って京城へと落ち延びた。寒気厳しい....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
よりて治めらるるを甘んぜずして自ら治むるを勉むべし、自ら治むるの方法は代議政体に
如くはなし、人は本来平等なり、貧富智愚によりて権利に差違あるべからず、何人も国の....
「天草の春」より 著者:長谷健
永年見なれて来た私にとつては、何となくものたりない。雲仙はやはり北方からの眺めに
如くはなし、というのは、私の郷土びいきのせいであろうか。 二江を過ぎると、通詞....
「三国志」より 著者:吉川英治
先、弓馬の達者で天下無双と聞えています。あんな奴にかまったら大事ですよ。避けるに
如くはなし。見ぬふりをしているに限ります」 聞いていた董卓は、にわかに恐れを覚....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
下多事のさい、かかる御風狂沙汰は、都への風聞もいかがなものか。まずまず秘しおくに
如くはなし」というのが、一致した意見であったかと思われる。 ところが、その後。....