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「如何が〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

如何がの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
で、喀血出血の原因となるべき諸行について日常極度に恐れを抱いて暮すということは、如何がなものかと思う。いくら咳をしても血管が切れないこともあれば、ちょっとした咳....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
示しているが、純文学を最も健全な意味で文学らしき文学と解釈すれば、作家の生活能力如何が、これからの多岐な社会生活の中で最後に決定条件となるものだということが益※....
ヨーロッパ的性格 ニッポン的性格」より 著者:坂口安吾
カダジは、ザヴィエルの顔を見まして、 「あなたは何処かで見たことのある顔ですが、如何がですか、私の顔に見覚えはありませんか?」 と聞いたのであります。 それ....
『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
しかも国際関係はいよいよ尖鋭化し、その国の科学発達の程度如何によってその国の安全如何が直接|露骨に判断されるという驚くべくまた恐るべき科学力時代を迎えるに至った....
苦楽」より 著者:上村松園
氏の会などへ出かけます。 私はこの謡曲は、まだ初心同様のもので、申すまでもなく如何がわしいものですけれど、しかし、これもやはり画と同じ意味において、楽しむとい....
自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
盆栽の作られている村を私はあまり他所では見受けないのであります。専業とまでしては如何がなものかとは存じますが、副業として将来まことに注意すべきものであろうと思っ....
童話を書く時の心」より 著者:小川未明
で、境遇に従って話の題材を選ぶことは自然であると考えられるからです。また、題材の如何が、子供達に与える興味に関係することも勿論であるが、より重要なものは、語る人....
私本太平記」より 著者:吉川英治
るはずもない。――正成のむねには、左近と松尾|刑部が呼び返しに行った正季の返答|如何が、切々案じられてはいたが――しばしは眼のまえの卯木に、自分を貸していた。 ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
しの源氏の陣の遠火の多さよ、げにも野も、山も、海も、河も、みな武者にてありけり。如何がはせむとぞ呆れける。その夜半ばかり、富士の沼に、幾らもありける水鳥どもが、....