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妃
「妃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
妃の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
にょぼさつ》の姿じゃと申す事でございます。」
「では、波斯匿王《はしのくおう》の
妃《きさい》の宮であった、茉利《まり》夫人の事でも申すと見える。」
そこで私は....
「おしの」より 著者:芥川竜之介
あいれん》、すぐれて御柔軟《ごにゅうなん》、すぐれて甘《うまし》くまします天上の
妃《きさき》」と同じ母になったのである。神父は胸を反《そ》らせながら、快活に女へ....
「青年と死」より 著者:芥川竜之介
×
すべて背景を用いない。宦官《かんがん》が二人話しながら出て来る。
――今月も生み月になっている
妃《きさき》が六人いるのですからね。身重《みおも》になっているのを勘定したら何十....
「仙人」より 著者:芥川竜之介
がら、巧《たくみ》に一座の鼠を使いわける。そうして「沈黒江《こっこうにしずむ》明
妃《みんぴ》青塚恨《せいちょうのうらみ》、耐幽夢《ゆうむにたう》孤雁《こがん》漢....
「三つのなぜ」より 著者:芥川竜之介
ソロモンの心は寂しかった。モアブ人、アンモニ人、エドミ人、シドン人、ヘテ人|等の
妃たちも彼の心を慰めなかった。彼は生涯に一度会ったシバの女王のことを考えていた。....
「伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
ている。 心着けば、正面神棚の下には、我が姿、昨夜も扮した、劇中|女主人公の王
妃なる、玉の鳳凰のごときが掲げてあった。 「そして、……」 声も朗かに、且つ慎....
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
ところでその金屏風の絵が、極彩色の狩野の何某在銘で、玄宗皇帝が同じ榻子に、楊貴
妃ともたれ合って、笛を吹いている処だから余程可笑しい。 それは次のような場合で....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
、一人の女性にお目にかかったお話を致しましょう。外でもない、それは大和武尊様のお
妃の弟橘姫様でございます……。 私達の間をつなぐ霊的因縁は別と致しましても、不....
「人魚のひいさま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
を着かざったうつくしい女のどれいたちがでて来て、王子と、王子のご両親の王さま、お
妃さまのご前で歌をうたいました。そのなかでひとり、たれよりもひときわじょうずによ....
「野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
うにはいかないものです。 この国のこらずの王さまであったおとうさまは、わるいお
妃と結婚なさいました。このお
妃がまるでこどもたちをかわいがらないことは、もうはじ....
「ひこうかばん」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
うらないがでたものですから、そのわるいおむこさんのよりつけないように、王さまとお
妃さまがごいっしょにおいでのときのほか、だれもおそばにいけないのでよ。」 「いや....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
出品(推薦) 同 七年 「焔」文展第十二回出品「天人」 同 十一年 「楊貴
妃」帝展第四回出品 同 十五年 「娘」聖徳太子奉賛展出品「待月」帝展第七回出品....
「健康と仕事」より 著者:上村松園
分の体に感心することがある。 若いころ春季の出品に明皇花を賞す図で、玄宗と楊貴
妃が宮苑で牡丹を見る図を描いたときは、四日三晩のあいだ全くの一睡もしなかった。若....
「冷かされた桃割娘」より 著者:上村松園
いては写しに行ったものでした。 八坂さんの絵馬堂にもよく行きました。北野の楊貴
妃の図などは今もはっきり覚えています。当時はまだ絵具の色も十分残っていましたが、....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
千人のものは日本軍に依って食を与えられた。宮中には光緒帝も西太后も西巡していて恵
妃(同治帝の
妃)のみが国璽を守っていたが、柴大人に使を派して謝意を述べ、大人の指....