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「妃殿下〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

妃殿下の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田舎教師」より 著者:田山花袋
子で生徒に言った。 「今日は皆さんにおめでたいことを一つお知らせ致します。皇太子妃殿下|節子姫には去る二十九日、新たに親王殿下をやすやすとご分娩あそばされました....
柿の種」より 著者:寺田寅彦
涯にやはりそれだけの影響を及ぼしたのかもしれないと思った。 明治節の朝、朝香宮妃殿下の薨去が報ぜられた。風が寒かったが日は暖かであった。上野から省線で横浜へ行....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
者注 ナポレオン一世の子の称号)の問題について互いに争論していた。宮廷の監察官は妃殿下に、どこにも出てるオルレアン公の肖像のことを告げていた。その像は軽騎兵司令....
街はふるさと」より 著者:坂口安吾
れろよ。行路病人なみに扱わないようにしろッて、そもそもルミ子なるものは大公殿下の妃殿下ですかね」 「北川放二の女房だと云っとけばいいのさ。そのつもりで葬儀の支度....
秋の筑波山」より 著者:大町桂月
かる山上に測候所を設立し給ひし御志の程、世にも尊く仰がるゝ哉。殿下御在世の時、同妃殿下、登山せさせ給ひて、 筑波根の峯に建てたるやぐらにも あらはれにけり君が....
魔都」より 著者:久生十蘭
る形成にあり。希くば秘宝を売却せらるる如きことなきよう切に懇願す」……もう一通は妃殿下の御発信でありまして……「当方大変な騒ぎですから至急御帰国下さい。いつお帰....
だいこん」より 著者:久生十蘭
粋を見せてあちらこちらにちらばり、よく風の吹きとおす廻廊に近いところに、A宮のF妃殿下がママやT刀自やママ薯などと話していらした。あたしがそばへ行ってご挨拶した....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
、私は見て虔ましくなった、金の十六弁の菊の御紋章が光り、今上皇后両陛下に摂政宮と妃殿下の御尊像が並び立たせられた石版刷りの軸が一本、まことにありがたそうに掛け垂....
魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
がらせてやれよ』 友達はあどけない顔をして私の傍にまいり『僕、小母様を、××宮妃殿下のお忍びかと間違えちゃったあ』と云うのです。××宮妃殿下は有名なお美しいお....