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妖光
「妖光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
妖光の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤外線男」より 著者:海野十三
れているだけに、秘密の用をつとめるとて、重宝されている。甲賀三郎氏の探偵小説に「
妖光殺人事件」というのがあるが、それに赤外線を用いた殺人法が述べられている。それ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
。
検事はキョトンとしたが、それでも、彼のいうとおりにすると、法水は再び死体の
妖光を浴びながら、卓子灯に点火した。そうなって初めて検事に判ったのは、その電球が....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
である。 天草次郎は闘志益々さかん、肉体の衰えるにしたがって、目は凄味をまして
妖光を放つが、さすがに光秀と半平は心身まったく衰えて、気息エンエン、冬眠状態、ウ....
「由起しげ子よエゴイストになれ」より 著者:坂口安吾
、あざやかにめざましいだろう。妖婦の技巧などゝいうものが及びもつかぬエゴイズムの
妖光を放つのではないかと思う。由起さんの素朴な、しかし、鮮やかな感性が最大限に効....
「水鳥亭」より 著者:坂口安吾
りっこないにきまってますよ」 「いえ、無が有を亡すのです」 亮作の弱々しい目に
妖光がたまっていた。神がかりの度がひどくなっていくようであった。 日本の諸都市....