妖怪変化[語句情報] »
妖怪変化
「妖怪変化〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
妖怪変化の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
にして立って、こっちを向いていたのであった。 深海の争闘 「おお、あれは何者か。
妖怪変化か。自分は気が変になったか。それとも悪夢を見ているのだろうか」 水戸記....
「蠅男」より 著者:海野十三
八尺の怪物！ 「蠅男」を勘定から出すと、イヤどうも何といってよいか分らぬ恐ろしい
妖怪変化となる。果してこんな恐ろしい「蠅男」なるものが、文化｜華と咲く一千九百三....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
いた。 机博士は天井を仰いで、首をふった。 「はて、ふしぎなことだわい。まさか
妖怪変化の仕業でもあるまいに……」 と、不審の面持で、両手をズボンのポケットに....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
うに長くなった、そうすると、もう雪子姉さんの顔だといっていられなくなった。それは
妖怪変化の類である。 が、おどろきはそれでとまらなかった。その怪しい顔はにわか....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
「それはへんだねえ。生きかえったものなら、体温が上って温くなるはずだ」 「そこが
妖怪変化だ。あとで我々に祟りをしなければいいが」 と、鉱山事務所の人々がかたま....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
、黄いろい幽霊は、どこへいったものか、見つからない。 「おやおや幽霊め、とうとう
妖怪変化の正体をあらわして、逃げてしまったかな」 そういって、ピート一等兵が、....
「第四次元の男」より 著者:海野十三
ろうか。実際は、そういう風に取り澄ましている方が、世間に浪も立たず、御自分自身も
妖怪変化あつかいされず、まともなところから立派なお嫁さまないしはお婿さまが来るこ....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
人が、気軽な腰元の勧めるまま、徒然の慰みに、あの宰八を内証で呼んで、（鶴谷の邸の
妖怪変化は、皆私が手伝いの人と一所に、憂晴らしにしたいたずら遊戯、聞けば、怪我人....
「茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
こそは異形なれ。丹塗の天狗に、緑青色の般若と、面白く鼻の黄なる狐である。魔とも、
妖怪変化とも、もしこれが通魔なら、あの火をしめす宮奴が気絶をしないで堪えるものか....
「池袋の怪」より 著者:岡本綺堂
が、座敷内にも落ちる、何が扨、その当時の事であるから、一同ただ驚き怪しんで只管に
妖怪変化の所為と恐れ、お部屋様も遂にこの邸に居堪れず、浅草並木辺の実家へ一先お引....
「お住の霊」より 著者:岡本綺堂
って夫婦睦じく暮したという。 私も武士、且は青表紙の一冊も読んだ者、世に幽霊や
妖怪変化があろうとは、どうしても信じられぬが、この一条ばかりは何分にも合点が往か....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
いろに考えを立て直してみたが、結局それは徒労と絶望に終わった。あの声はどうしても
妖怪変化の声とは考えられなかった。最初、私はすべてをキッティに打ち明けた上で、そ....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
くして、いくたびもからだをちぢこまらせた。そして、うしろを見ようものなら、なにか
妖怪変化がすぐあとをのしのし歩いてくるのが目に入るのではないかと恐ろしい思いをし....
「おばけずきのいわれ少々と処女作」より 著者:泉鏡花
る時は、三つ目小僧ともなり、大入道ともなり、一本脚傘の化物ともなる。世にいわゆる
妖怪変化の類は、すべてこれ鬼神力の具体的現前に外ならぬ。 鬼神力が三つ目小僧と....
「遠野の奇聞」より 著者:泉鏡花
たるを、氏が筆にて活かし描けるなり。あえて活かし描けるものと言う。しからざれば、
妖怪変化豈得てかくのごとく活躍せんや。 この書、はじめをその地勢に起し、神の始....