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始期
「始期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
始期の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
えた分けの芸者の春次で、春次の来たてには、やっと七輪とお鉢が台所にあるくらいの創
始期であったが、三四年するうちに金主も花村の上手を越した、同じ米屋町の大物がつき....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
も始まりであった。 この話はその航海が終わるまでつづいた。そうして、海豹漁猟開
始期の暗い夜など、水夫らに輪番をさせるには非常に骨が折れたのであった。疑いもなく....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
》の池へ沈める葬法は、かなり後世まで行われていたようであるが、これなどは或いは原
始期の屍体投棄の習俗を残したものとも考えられるのである。それが農耕期に入り住所が....
「獅子舞雑考」より 著者:中山太郎
る。奈良の東大寺や大阪の天王寺の獅子舞は、ともに有名なものであって、しかもその創
始期は、獅子舞が隋唐の文化とともに、我国に輸入された奈良朝まで溯ることが出来るよ....