委棄[語句情報] » 委棄

「委棄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

委棄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
謡曲黒白談」より 著者:夢野久作
、終点まで運ばれようが委細構わず、紅塵万丈の熱鬧世界を遠く白雲|緬※の地平線下に委棄し来って、悠々として「四条五条の橋の上」に遊び、「愛鷹山や富士の高峰」の上は....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
堪えられぬものとなる。もし彼らが二年の旱魃と飢饉に襲われるならば、全村は破滅して委棄され、そしてその村が支払うべき租税は近隣地方に賦課されることとなる1)。 ....
火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
い。しかしながらそれは貴顕豪富の間のみの事であって、一般庶民の間にあっては、殆ど委棄ともいうべき程の手軽な手段を以て、これが始末をつけた事は平安朝頃に至っても頻....
牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
神に近づく事が出来ぬというような迷信のあった時代において、これをある特定の場所に委棄するという事はやむをえなかったに相違ない、ただに斃牛馬のみならず、もはや使役....