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姿色
「姿色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
姿色の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
かたがたその娘を伴《つ》れて、或日お政を尋ねて来た。娘というはお勢に一ツ年下で、
姿色《きりょう》は少し劣る代り、遊芸は一通り出来て、それでいて、おとなしく、愛想....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
法を修せしめ、己が内股の肉を大蛇の肉と入れ替えた。それより艶容|匹《たぐい》なく
姿色衰えず淫心しきりに生じて制すべからず。ために内寵多しとあるは作事ながら多少の....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
いか。一雪の習ってるのは水滸伝だとさ、白文でね。」 「何、水滸伝。はてな、妙齢の
姿色、忽然として剣侠下地だ、うっかりしちゃいられない。」 と面を正しく、口元を....
「マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
をひくような物語《ローマンス》を案出するのであろうとはいわれたが、彼女の技芸に、
姿色《ししょく》に、魅惑されたものは多かった。それは全く、彼女によって示された、....