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嬰児殺し
「嬰児殺し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
嬰児殺しの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る嬰児殺しの動機」より 著者:佐左木俊郎
裏には女、女の犯罪の裏には男、というようなのが非常に多いのですが、概して若い女の
嬰児殺しなどという事件の裏にはきっと情夫がいて、何かやっているのが多いんです」 ....
「ネギ一束」より 著者:田山花袋
は顔を蒼青にしてぶるぶると戦えた。 一時間後に一事件が起こった。裏の山の林で、
嬰児殺しがあったという噂が温泉場に知れ渡った。見てきた男に聞けば、林でおいおい泣....
「オンチ」より 著者:夢野久作
川勢揃い」。中には何が何やらわからない新劇もあるが、そんなものでも誰云うとなく「
嬰児殺し」だの「夜の宿」だのとわかって来るようになったので、しまいには一組も稽古....
「山本有三氏の境地」より 著者:宮本百合子
生命の冠」を新潮社より出版す。著者の作の書物にまとまりし最初のものなり。四月、「
嬰児殺し」を『第一義』に発表。十月文芸座によって「津村教授」初演。菊池、久米、岡....
「砂糖・健忘症」より 著者:宮本百合子
、したがって母子の全存在の不安がある。昨今人々の耳目をゆるがしている牛込の産婆の
嬰児殺しも、この未解決な社会問題にからんでいる。民主主義保育連盟が子供の生きてゆ....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
この道徳的感情は決して害されないとは、到底考えられない。誤った恥辱心から時々起る
嬰児殺しが、国民の大部分の心情の最善最有用の感情を犠牲にしてのみ行われ得るという....
「新生の門」より 著者:林芙美子
、窃盗二人、強盗一人、放火二人。 二十五歳未満が、窃盗四人、詐欺二人、殺人一人、
嬰児殺し二人、放火四人、治安維持法違反一人。 三十歳未満では、窃盗十一人、詐欺四....