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「子元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

子元の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
の沖あたりで行きあうつもり。 ちょうど石廊岬《いろうざき》の端をかわし、右に神子元島《みこもとじま》の地方《じかた》が見えかかるころ、未申《ひつじさる》の沖あ....
海豚と河豚」より 著者:佐藤垢石
また、相模灘へ出れば網代沖から伊東方面。下田から伊豆半島の南端長津呂の牛ヶ瀬、神子元島のまわりへ行けば、澄んだ海の中層に三、四尾ずつつながり合って泳いでいるのを....
鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
からさらに上層まで浮いて出てくることがある。これは伊豆網代の味噌鯛や、伊豆南端神子元島の烏賊腸釣りに見る例であって、鯛の移動は釣りに深い関係があるから、よく注意....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
ただよ、え、もし、藤吉の親分え。」 女手のない気易さに、こんな時は藤吉自身が格子元の下駄脱ぎへ降りて来て、立付けの悪い戸をがたぴし開けるのがきまりになっていた....
四つの都」より 著者:織田作之助
まり見合いした相手の心を傷つけたくない……」 この時、作業開始のベルが鳴る。 節子元気よく起ち上る。 節子「私、お話伺って、もう何も考えずに働けるような気がしま....