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子午線
「子午線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
子午線の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
長さをもった縄全体が、海上に長々と横たえられるまでには、朝早くから始めても、日が
子午線近く来るまでかからねばならないのだ。君らの船は艪にあやつられて、横波を食い....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
努めた。紀元八二七年にはまたアラビア湾に臨むシンガール(Singar)の砂漠で、
子午線測量を行わせ、一度の長さがアラビアの里程で五六・七里に当るという結果を得て....
「小浅間」より 著者:寺田寅彦
にもう十数日来テントを張って滞在している。バンベルヒの天頂儀をすえ付けて天頂近く
子午線を通過する星を観測してこの地点の緯度をできるだけ精密に測定しておく、そうし....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
る事が出来た。これは日本人がネの日ウシの時といわば多少鼠と牛を想い出せど、字音で
子午線と読んではたちまち鼠と馬を連想せず、午前午後と言ったって決して馬の陽物と尻....
「夢」より 著者:寺田寅彦
分が立っている。道の両側には美しい芝生と森がある。 銅色をした太陽が今ちょうど
子午線を横切っているのだが、地平線からの高度が心細いように低い。 私はその時何....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
地図の話』よんでいたら尺度の標準をきめたのはフランスであり、大革命の直後であり、
子午線の長さの決定のために測量班がダンケルクへ行ったそうです。ダンケルクというと....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
。 だがこの第二の点を別としても、なお第一の点が残っている。すなわちメートルが
子午線の四分の一の百万分の一の長さであるように、フランも九〇%銀の半デカグラムの....