子殺し[語句情報] »
子殺し
「子殺し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
子殺しの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あらくれ」より 著者:徳田秋声
手前《てめえ》」とか、「くたばってしまえ」とか、「親不孝」とか、「鬼婆」とか、「
子殺し」とか云うような有りたけの暴言が、激《げき》しきった二人の無思慮な口から、....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
をしておいたのさ。そしてアベコベにカケコミ教の謀だと見せかけたのだよ。これがまち
子殺しのカラクリさ。ついでに附言しておくが、快天王の声というのは、世良田が術を使....
「南京虫殺人事件」より 著者:坂口安吾
に顔を見せたくないから休みたかったが、昨夜の報告があるので、署へでてみると、奈々
子殺し発見の騒ぎである。 「犯人の顔を見たのはお父さんだけですから、すぐ来て下さ....
「黄昏の告白」より 著者:浜尾四郎
細取調中である。 次の日の新聞には左のごとき記事が掲げられている。 ○酒井蓉
子殺し犯人は強盗前科四犯の兇漢と判明 ――大川氏の行為は正当防衛―― 昨朝文....
「新案探偵法」より 著者:小酒井不木
あまり興味を持たなくなりました。そうしてそれから二月ほど過ぎたある日、煙草屋の母
子殺しの真犯人が逮捕せられたという新聞記事を読んだとき、彼はにやりと薄気味の悪い苦笑をもらしました。....
「画工と幽霊」より 著者:岡本綺堂
を殺したに相違ないと決定して、今まで優しい方だ、美しい奥様だと誉めた者までが、継
子殺しの鬼よ、悪魔よと皆口々に罵ったという事です」と、苦々しげに物語る。以上の噺....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
えていました。だのに若い人すら働く気がなく、博奕流行り、踊り流行り。親殺しだの、
子殺しなどと、いたる所、そんな噂ばかりでした」 「まこと、鎌倉の御繁昌と比べては....