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存じる
「存じる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
存じるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「罌粟の中」より 著者:横光利一
はからいいたす考えのものであります。何卒、御用お命じ下さいますなら、私ども幸いと
存じるものでございます。当ホテルを本日訪問いたしますれば、あなたさまの御来訪を教....
「備前天一坊」より 著者:江見水蔭
依って、その方半田屋は欠所。主人は所払い」 「うへッ」 「いかにもそれは気の毒と
存じるので、内々その方の耳に入れて置く。そこまでに立至らぬ前に、何とか好きように....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
大なる秘密を、ブリュッセルで聞き込んだ。ついてはこの秘密を、女王陛下に奏上したく
存じるゆえ、イギリス領土内の安全通行券をもらいたいというのである。安全通行券は送....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
も、ひそかに抱いていた危惧を眉に反撥してかたくなった。 「まことに、お痛わしくは
存じるが、お上の御快気次第、ここの御所をよそへお移し申しあげることになろう。一そ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
権を統御あるなどは、事々に、乱を生じやすく、容易でないことを、御賢察あらま欲しく
存じる次第にござりまする。――さきに義貞を一例にあげましたが、義貞ならずとも、仮....