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学ぶ
「学ぶ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
学ぶの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
王。三界一心《さんがいいっしん》と知った上は、何よりもまず笑う事を学べ。笑う事を
学ぶためには、まず増長慢を捨てねばならぬ。世尊《せそん》の御出世《ごしゅっせい》....
「星座」より 著者:有島武郎
と見つめたことはなかった。
心から後悔して園は詩集を伏せてしまった。この学校に
学ぶようになってからも、園には別れがたい文学への憧憬《どうけい》があった。捨てよ....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
、小使さんと、有名な島山夫人をはじめ、近頃流行のようになって、独逸語をその横町に
学ぶ貴婦人連が、大分|御贔屓である、と云う雑報の意味であった。 小芳が、おお暑....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
雄の真似をするのは――も少し聞こえのいい言葉|遣いをすれば――聖人や英雄の言行を
学ぶのは、やがて聖人でもあり英雄でもある素地を造る第一歩をなすものだ。我れ、舜の....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
の努力が科学、技術の進歩をもたらしたのである。ドイツを尊敬する人は、まずこの点を
学ぶべきである。特に最終戦争と不可分の関係にある、いわゆる第二産業革命に直面しつ....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
の野心、只一場の出来心に過ぎないのである。 嗚呼友よ! 地上の人類は、まだまだ
学ぶべき多くのものがある。彼等は何よりも先ず、まことの神と、まことの神の為めに働....
「「吶喊」原序」より 著者:井上紅梅
る。というのは、当時は読書して科挙の試験に応じるのが正しい道筋で、いわゆる洋学を
学ぶ者は、路なき道に入る人で、霊魂を幽霊に売渡し、人一倍も疎んぜられ排斥されると....
「不周山」より 著者:井上紅梅
げ、嘔吐を催しつつ、途切れ途切れにいうのであった。「助けたまえ……身どもは仙術を
学ぶものである。懐劫が到来して、天地が分崩するとは、誰が予期したろうか。……今|....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
通いました。 暫くして、松年先生が学校を退かれたので、私も学校を止め、松年塾で
学ぶようになりました。松園という雅号は、その頃、松年先生からいただいたものです。....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
到る処、足の留まる処、目に触るる有らゆる自然の上に、西洋絵具の濃いのを施す、絵を
学ぶ向の学生であった。 広くはあらぬ橋の歩み、麗人の背後を通って、やがて渡り越....
「妖怪談」より 著者:井上円了
能力を養わざれば、全く不可能でございます。この能力を養うには、吾人が諸種の芸能を
学ぶがごとくに、非常に大いなる練習を積まねばならぬ。あたかも撃剣のごとく、練習に....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
みならず、西洋の精神に変ぜんとす。ただに西洋の精神に変ずるのみならず、イギリスを
学ぶものはイギリスの精神に変じ、ドイツを慕うものはドイツの精神に変じ、アメリカに....
「西航日録」より 著者:井上円了
た、街路、塀等になんらの落書きの跡を見ざるは、実に感心せり。わが国の児童のとりて
学ぶべきところなり。同日午後七時、在英日本人およそ七、八十名、一同相会し、はるか....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
所感を賦す。 熱海波頭寄、認得破顔微笑春。 (暑熱の波の上に旅の身をまかせ、禅を
学ぶもいまだ悟りを得ずして新年を迎えようとしている。一望のうちに雲のすきまから涼....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
手段として考えられるようになって来たのでないであろうか。彼らの社会道徳には我らの
学ぶべき事が甚だ多い。しかし結局は功利的道徳であり、真に人類文明の中心たらしむる....