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学修
「学修〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
学修の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
を明け放てと告げに来る人のように。過ぐる明治四年の十一月、岩倉大使一行に随って洋
学修業のためはるばる米国へ旅立った五名の女子があるなぞはその一つだ。それは北海道....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
んでみるのも悪くはあるまいと思っていた。恋愛も恋愛だが、葉子の建前からいえば、文
学修行と世の中へ押し出してもらうことが彼女のかねがねの願いなので、彼の文壇的名声....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
う点を、忘れることが出来ない。この線に沿って、或いは学究的な形態をとり、或いは文
学修業的な形態をとり、或いは調査的な形態をとる。之は退却による勢力の整備の意味を....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
人間性に関するものでなければならぬ、何も別に歴史学が芸術であるとか、政治行動が文
学修業になるとかいうのではないが、歴史が凡ての人間的行動や観念や所産を包括し、政....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
った。吉之助はことし廿一で、実家は農であるが相当に暮らしている。かれは次男で、医
学修業のために上京したのであるが、うかつに下宿屋などに寄宿させるのは不安であると....
「科学上における権威の価値と弊害」より 著者:寺田寅彦
でもだんだんに専門の数が増加しその範囲が狭くなる。この勢いで進んで行けば物理学を
学修するという事はなかなか困難な事になる。人間の能力がこれに比例して増進しない限....
「カタカナニツイテ」より 著者:伊丹万作
ク文字ト活字ハチガツテアタリマエナノデアルカラ気ニスル必要ハナイ。 八、日本語ノ
学修、普及ガ現在ヨリ容易ニナル。外国ノ人タチナドモカナヲ一種類オボエレバイイコト....
「いわゆる「反省」は我々を救うか」より 著者:岸田国士
値を与え、自己を省ることそのことが、なにか、独立した立派な行いででもあるような小
学修身的俗見に支配されているからである。 乗物の中でひとに席を譲るのを道徳的行....
「有喜世新聞の話」より 著者:岡本綺堂
た。吉之助はことし二十一で、実家は農であるが相当に暮らしている。かれは次男で、医
学修業のために上京したのであるが、うかつに下宿屋などに寄宿させるのは不安であると....
「学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
ては、第三四学年より辞書につきて単語の引き方を授け、その定義、発音、綴字等を自ら
学修せしめ、第五学年において少年百科辞典、少年地名人名辞典、少年博物辞典につき、....
「大阪の可能性」より 著者:織田作之助
経の文句のように筆写して、記憶しているという人が随分いるらしく、若杉慧氏などは文
学修業時代に「暗夜行路」を二回も筆写し、真冬に午前四時に起き、素足で火鉢もない部....
「わが文学修業」より 著者:織田作之助
けが大阪ではない。通俗作家が大阪を歪めてしまったのである。 してみれば、私の文
学修業は大阪勉強ということに外ならない。大阪は私の生れ故郷であり、そして私の師で....
「迷信解」より 著者:井上円了
今般文部省にて編纂せられたる『国定小
学修身書』を一読するに、その中に迷信の課題ありて、懇切に迷信に関する注意を与えら....
「六号室」より 著者:瀬沼夏葉
その母親とは遂に無一|物の身となった。 父の存命中には、イワン、デミトリチは大
学修業の為にペテルブルグに住んで、月々六七十|円ずつも仕送され、何不自由なく暮し....
「黒板は何処から来たのか」より 著者:小倉金之助
して活躍した。彼が軍事工学――「戦争と築城の科学」――を教授しようとした時、その
学修上、先ず予備知識として必要な数学から始めなければならなかった。その中に画法幾....