宇宙論[語句情報] »
宇宙論
「宇宙論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宇宙論の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
根源的なものは教父・聖アウグスティヌスのものであった。彼によれば神の存在の証明は
宇宙論的にも心理的にも出来ると云うのであるが、神の道徳的証明が何より今興味がある....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
史的感覚とは、例えば歴史学的統一体としての所謂歴史に対する愛着でもなく、又神学的
宇宙論と結び付いた世界の終局目的の信仰でもなくして正に、事物の歴史的運動の正常な....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
利益であるだろう。吾々はオストヴァルトのエネルゲティークやヘッケルの進化論的俗流
宇宙論に対して、それが観念論であろうと唯物論であろうと、正に外ならぬ自然科学の信....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
たこの物質の問題は、あまり興味を惹かなかったように見えるが、ピュタゴラス的見解を
宇宙論にまで体系づけようとした晩年の彼は、嫌でもこの最後の問題に触れなければなら....
「辞典」より 著者:戸坂潤
認識手続の上の約束を無視するから起るので、この約束を守る以上、元来今云ったような
宇宙論的な観念は抑《そも》々認識なるものの内容となり得るものではない、そういう意....
「物理的空間の成立まで」より 著者:戸坂潤
て必然的に妥当するものではなくして単に事実上妥当するものに外ならない。それは高々
宇宙論上の価値以上のものを持つことは出来ない。空間とは平面的とも非平面的とも考え....